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ダヤンさん@『でれでれ草の英語塾』③(前) 転載不可

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2016-09-12 おまたせしました。ダヤンさんによる『でれでれ草の英語塾』の時間です。

片目のダヤンさん

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でれでれ草さん及び読者の皆様:

皆様の中には、第1回も第2回目もコテコテの「アメリカン・イングリッシュ」だった。従って、肉も食べていないのに「胃の中がムカムカ」(My stomach is upset)やそのせいで、「アタマがクラクラ」(My head is swimming)した方もいたかもしれません。そのような方には、本日のテキストはピッタリかもしれません。

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フレデリック・フォーサイスで「クィーンズ・イングリッシュ」を極めましょう!

私が俗に言われる「諜報(スパイ)小説」を読み始めたのは、小学校5年生の1月(正確には、お正月以降)から。
当時、「木枯らし紋次郎」で一世を風靡し、流行作家の上位階段を駆け足で登っていた叔父の笹沢佐保は、東京小平市に邸宅を構えていました。
別名、紋次郎御殿。
その主人公の「あっしには関わりネエことでゴザンス」の台詞が有名だった。ちょっと、虚無的で排他的とも捉えることができますが。

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そして、親戚一同が集ったそのお正月の宴で、彼に云われたこと。
「ボクが紋次郎を書くため読んだ髷モノ(時代物)の資料は大体、3㌧トラックで2台分ぐらい。これは主人公の焙り出しや脇役の設定や時代考証のため。それで、言いたいこと。日本の髷モノに匹敵して、対峙するのが海外の「諜報(スパイ)小説」。これはXXXクン(私の名前)に是非とも読んで頂きたい」と。

実際、彼の室町時代から江戸時代に亘る民間風習や土着風俗に係る知識は、学者以上だった。この後に、テレビ局のプロデューサーや出版社の編集者が次々と彼に酌をしたので、これで話は途切れてしまったけど。40年以上経過しても、彼の言葉は鮮明に覚えている。

 

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私の見解は、髷モノもスパイ物もその発祥から現在まで、連綿と歴史が続いている。
だから、欧米人が映画でも小説でもその髷モノを描くと、かなり「チグハグ」した作品になるし、日本人がスパイ物を描いても同じこと(vice versa)が生じ易い。唯一の例外は、さいとう・たかをによる「ゴルゴ13」ぐらい。

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また、アメリカ人のトム・クランシーがスパイ物を描いても、若干の違和感が残る。
これは、スパイ映画「ミッション・イン・ポッシブル」にも通じる。結論は、精神的・遺伝的・言語的・歴史的DNAの決定的な相違かもしれない。

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そのお正月後(当時は、正月3日間はすべての店舗が閉まっていた)に本屋で初めて購入したのが、イアン・フレミング作の「007」シリーズ。

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典型的な勧善懲悪ストーリー展開で、直ぐに読めてしまった(この当時は、翻訳本)。でも、翻訳者の力量不足なのか、不透明な箇所もかなりあった。
例えば、「日干しの朝食」。これは、(sunny-side up breakfast)で、「目玉焼き中心の朝食」のこと。他には、「ムヒンパンの昼食」。

これは、(muffin lunch)で、「(イングリッシュ)マフィン中心の昼食」のこと。

 

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それで、スパイ(諜報)小説のストーリーを「主役」「同僚」「上司」「脇役」「敵方」の5パターンで分類すると、常に同じコトが判ってくる。このパターンは、フレデリック・フォーサイスの他、ジョン・ルカレやレン・デイトンやブライアン・フリーマントル等まで、すべて同じ。このへんの展開が、叔父で作家の笹沢佐保が指摘した髷モノとの相関性があるかもしれない。ある意味で、時代劇と同じ。いつもワン・パターン(これは和製英語)。英語では、エアロスミスの歌詞にも出てくる(same as old story)が同じ意味。

「主役

決して死なない。不死身の男。

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「同僚

ドジでマヌケの同僚は死ぬことなく、下半身不随になることが多い。

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一方、優秀な同僚は必ず、敵方に殺害される。これをもって、主役の怒りが最大限に増幅。

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「上司」

2つのタイプに分かれる。

冷血漢の上司(例えば、ボンドの女上司M)や

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ユーモアタップリの上司Q(メカニック・オヤジ)。

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「脇役」

これは、オトコとオンナに分かれる。

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前者は、イギリス諜報部があるビル(建物)の門番。
「ボンドさん、最近エッチの方はどうですか?」
(Mr. Bond, How’s your sexual life recently?)

「それは依然として軍事機密だ」

(That’s still a military secret)

後者は、「派手でセクシーな女(敵方のボスの愛人が多い)」と

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「地味で寡黙な女(主役の事務方が多い)に分かれる。

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話はちょっと逸れるけど。サラリーマン時代、取引先に大手メーカーの貿易担当者がいた。この男-私より年上で、寡黙で、決して要領がイイとも言えなかった。

これは、対峙していると、誰でも判ること。しかし、この男は社内の壮絶な「リストラ」に遭ってしまう。

丁度、その晩私はお客さんと飲んでいた(場所はあのロアビルのバニークラブ)。

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「XXXさん(私の名前)、ボクこれからどうしたらイイんでしょうか?」と。
「う~ん」私の即断即決の回答は、「社長の愛人宅から人事部へ直通の電話を入れること」。そしたら、この男―本当に社長の愛人(銀座のホステスだった)を見つけ、その愛人宅(中央区八丁堀のマンション)から人事部長に連絡を入れた。

結果は勿論、「リストラ回避」。

だから、スパイ小説を読まないと。正に、一家に一冊の常備薬かも?

 

「敵方」

これは常に、ボスとその子分(オンナも含む)に分かれる。

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また、イギリスのスパイ小説の面白いところは、

「死んだハズ」の子分が大体、後半部分で生き返って主役に復讐する場面。

このへんが、アメリカ人が描くスパイ小説にはないところ。

そして、ボスも子分も最終章で必ず格闘の上、主人公に始末される。

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上記5つのパターンをアタマの片隅に入れて置くと、スパイ小説の原書も大体、半日で読破することが可能。

 

ボンドガール タチアナ・ロマノヴァ

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