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ダヤンさん@『でれでれ草の英語塾』22 転載不可

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2017-01-06 おまたせしました。今年最初のダヤンさんの英語塾の時間です。

でれでれ草様及び読者の皆様:

片目のダヤンです。

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今回は第22回目の英語塾。

 

そして、新年明けましておめでとうございます。

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皆様も昨年から、マスコミでよく耳にした新語「ポウスト・トルース」(Post-Truth)を今回、やりましょう。従って、ニール・ヤングの自叙伝は次回。

 

先ず、サラリーマン時代、上司からこんな質問を受けました。

当時は、湾岸戦争(Gulf War)の勃発時期。

「キミ(私のコト)、ブーツ・オン・ザ・グラウンド(boots-on-the-ground)の意味って、知っているかい?」

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私が、「地上軍を派遣することでしょ?」と答えると、

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その上司は「そうそう。その通り」とか。

じゃ、「ショー・ザ・フラッグ(show the flag)の意味は?」

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「旗を見せて」ではなく、『戦闘意思を示せ』ってことでしょうか?

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すると、上司曰く「キミ、ボクの代わりに今後は大使館のパーティーに出席してくれ」とか。

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要は、実戦的な英語力を示す試験だった。

ちなみに、アメリカ国防省・国務省の役人と日本の外務省・大蔵省(当時)・防衛庁(当時)の役人との連絡会議で、日本側は誰一人さえも「ブーツ・オン・ザ・グランド」の意味を把握することができなかった。

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見かねた、出席者の小沢一郎(当時の自民党有力者)が、「この中でブーツを履いている者はいない」の発言(勿論、通訳者を介して)で、日本は最大のジョーカーを引くことになる。

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何しろ、戦費協力金の名目で、二兆円(当時)のカネを拠出したのだから。

それで、この連絡会議のオチは、アメリカ国防省役人の発言。

「これで(多額のカネ)、貴方達は絶対的な戦闘意思を示すことができますネ」

(Due to this, you can definitely show the flag)。

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やっぱり、日本人はアメリカ人から馬鹿にされているかも?

「ポウスト・トルース」(post-truth)を最新のオックスフォード辞典で、調べるとこんな感じ。

(Post-Truth, Adjective. Relating to denoting circumstances in which objective facts are less influential in shaping public opinion than appeals to emotion and personal belief)

私の訳文は、

「『真理後の』または『次の真理の』は、形容詞。世論形成課程に於いて、感情や個人的信念への訴えが客観的事実より、影響力を持つ状況に関することである」

は、ちょっと判り難い。判り易く云うと、

「どうでもいいウソでも明白な事実になってしまう危うい状況」

が相応しいかも。

また、このへんがオックスフォード辞典らしい。使用方法がちゃんと列挙してある。

  1. In this era of post-truth politics, it’s easy *cherry-pick up data and come to whatever conclusion you desire.
  1. Some commentators have observed that in a post-truth age.

*cherry-pick =入念に選ぶこと(動詞)。

そして、この単語を覚える時の文章は、

「エッチの際は、信頼できるパートナーを念入りに選ばなければならない」

(You must cherry-pick up your trustworthy partners when make love)

がイイかも?

 

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なお、ピンクフロイドの歌詞を捩ると、こんな例文もある。

「彼はグラビア雑誌のオネーチャンとセックスをするデカイ妄想を未だ、持っている」

(He has still a big hallucination making love to girls in the magazines)。

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ちなみに、私も10代の頃はこの手の妄想があった。

英語では、When I was a kid, I had this kind of hallucinations.

英文法上、名詞を修飾するのは『形容詞』で、形容詞と動詞を修飾するのは『副詞』の観点から鑑みると、上記の代表的名詞は、「政治・政治学・策略・政略」の(politics)と「年齢・時期・時代・年代」の(age)であることが判る。

そうすると、「真理後の政治」は、(post-truth politics)で、「次の真理の時代」を(post-truth age)と覚えると、ラクかもしれない。

もっとも、「どうでもいいウソが明白な事実になってしまう危うい状況(a jeopardized circumstances whatever lies will come to an obvious fact)も瞬時にアタマに浮かぶと便利かもしれない。

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それで、この「真理後の」「次の真理の」の(post-truth)の起源を調べると、1992年にセルビア系アメリカ人の小説家・脚本家スティーブ・テシック(Steve Tesich)の論文「国家(The Nation)」で用いられていたことが判明した。

その文章は、

(We, as a free people, have freely decided to live in some post-truth world)

「我々は自由人として、勝手気ママに幾らか真理後の世界に生存することを決意した」

ちょっと、哲学的。

 

個人的には、旧ユーゴ紛争からボスニア・ヘルツェゴビア紛争(Bosnian War)を経て、アメリカに移住して、国籍を取得た者が到達できた世界感にも思える。

年少時から戦火と戦禍が絶えなかった母国をアメリカから俯瞰すると、長くて終わりのない走馬灯のような光景だった。紛争中は「真理」が見えなかった。でも、今でもその真理が見えているとは、限らない。そんな感じがする。かなり、重層的で刹那的でかつ、預言的な文章。

最後は、間もなく受験シーズンが到来するので、受験用に「我々は自由人として、勝手気ままに幾らか真理後の世界に生存することを決意した」を英訳すると。

  • We are just a free people so that we are willingly determined to live in somewhat post-truth world.(恐らく、コレはチョー受験生仕様)
  • Anyone can be a free people. Hence we made up our minds without hesitation living in a just small post-truth world. (恐らく、これは超ビジネスマン仕様)
  • A free people? It doesn’t matter to me. But some people just might live in a little part of a post-truth world. (恐らく、これは超ロックミュージシャン仕様) 
  • A free people living in a post-truth world? Well, it’s not exactly how I pictured it.(恐らく、これはチョー評論家仕様)

やっぱり、コトバって面白いでしょ?

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日本語でも英語でも語っているニュアンスは、ほぼ同じ。

だけど、その間には絶望の淵の如く、「異性間状況」「人種間状況」「世代間状況」「教育間状況」「職業間状況」「収入間状況」「住宅間状況」等といった様々な目に見えない「過酷格差」と「苛酷格差」が無限大に広がっている。富士山の裾野以上に。

そして、この永遠に収縮しないかつ永遠の終息もないこの拡大格差こそが、今回の「ポウスト・トルース」(Post-Truth)が新語として誕生した土壌かもしれないのが、私の分析。

また、この用語と大衆迎合主義の「ポピュリズム」(populism)がセットで用いられるのが、私の予測。

私の新語は、「大衆迎合主義後の真理」(Post-Truth Populism)。

では、片目のダヤン

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ダヤンさんでした。ありがとうございました。

 

ドリフのコント的ライフ

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1 個のコメント

  • 今年も学ばせていただきます!
    ヒャッハー!! 復活に大感激ぃいいい!
    ダヤン様、でれでれ様、ありがとうございます!

    小沢一郎、無能な働き者の典型ですね。
    バブル末期か失われた数十年に突入した頃に
    出した本の冒頭に、グランドキャニオンには柵が
    うんたら、危険は自己責任でなんたら、と
    ありますが、大蔵省の若手官僚が、
    ゴーストに書かせて内容を確かめもしないヤツだと
    からかう&裏拡散するために
    わざと事実と違う事を書いたそうです。
    (テリー伊藤の「お笑い大蔵省」より)

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