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本日もお越しいただきありがとうございます。
ユリコちゃん、当選したけど、大手マスコミですら、冷え冷えとした反応に困惑してるんじゃなかろうか。
満員電車には文句は言わないが、夜の街に対して風評攻撃を仕掛けるユリコちゃん。
満員電車はOKの理由は、スポンサーやパトロンと関係があるらしい。
さらに、伏見氏のブログで、ユリコちゃんが風俗業界や飲食業界に対する風評攻撃を続けるのは、新宿歌舞伎町や池袋を店を倒産させて廃墟した後、地上げをするためだろうという説は、目からウロコ。転載させていただきます。
無限拡散|小池が「夜の街」を「仮想敵」にする目的は新宿歌舞伎町の「地上げ」に違いない(怒)
【「築地移転問題の本質」は築地の「地上げ」と仲卸業者の「大リストラ」だった】
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気鋭のフリーランスのライターの-一ノ宮美成とそのスタッフが全力を挙げて、調査した迫真の「告発型ノンフィクション」です。
「築地市場の移転問題」については、銀座に近い「超一等地」の「築地」から「市場」と「仲卸業者」を追い出して、「地上げ」して、一儲けを企んだ石原慎太郎都知事(当時)と側近の浜渦副知事、スーパーゼネコンの鹿島建設、指定広域暴力団の「住吉会」まで絡んでいた事実に驚かされます(怒)
地上げ
地上げ屋(じあげや)とは、建築用地を確保するため、地主や借地・借家人と交渉して土地を買収する人・企業のこと。都市における土地は、細切れの状態よりも街区単位でまとまっている方が、大規模な建築物が建てられ、面積当たりの利用価値が高くなる。
そのため細切れの土地を買い取り区画を大きくして、都市再開発用地に提供する手法である。
日本ではバブル景気時に、地主や住民を恫喝して強引に土地を買い漁り、街区単位でまとまった段階で転売して、膨大な利益を上げる地上げ屋が台頭していた為、ネガティブなイメージがつくきっかけになった。
「地上げ」や「地上げ屋」とは、1980年代後半の日本の「バブル経済時代の遺物」だと思っていましたが、21世紀の現在も、しかも経団連会長も輩出している超名門の鹿島建設が、未だに指定広域暴力団の「住吉会」を「地上げ」に使っていたのは驚きです。
これは、スーパーゼネコン鹿島建設の指示で、住吉会系の暴力団組長から脅された「下請け業者」が訴えた裁判で明らかになりました。
《小池百合子の元彼の舛添要一前都知事が「新宿の地上げ」の必要性について述べている》
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000056982.html
今、視聴できるかどうかはわかりませんが、私は視聴しました。
その中で、舛添要一前都知事は「新宿の再開発が必要だ」と明言しています。
地方行政のトップの首長から言わせれば「都市の再開発」と言う綺麗な言葉になりますが、例えば東京23区で、戦後の焼け野が原、「闇市」から復興を遂げた、飲み屋街などは、土地の権利関係が輻輳(ふくそう;寄り集まって込み合うこと)していますから、複雑に絡み合った「地権者」を説得して、土地を買収するには、「地上げ屋」も必要悪かもしれません。
しかし、「地権者の説得」は、スーパーゼネコンの担当社員がやるべきであって、全国に暴排条例が敷かれた現在、「反社会勢力」にやらせるべきでは有りません。
その際に、東京都知事なら、例えば、「東京の特定都市の再開発事業」をスーパーゼネコンに入札で委託しても、ゼネコンや下請け業者から「賄賂」を貰えば「贈収賄事件」でアウトです。
《有名な水谷建設による「森伊蔵事件」》
石原慎太郎が都知事時代の「羽田空港の拡張工事」という大規模な公共工事が有りました。
俗に「羽田D滑走路」と言いますが、この時にサブコン(下請けゼネコン)として、「羽田空港の拡張工事」に算入させてもらいたかった三重県の水谷建設の会長の水谷功が、石原慎太郎の三男の石原宏隆の衆議院当選祝いで一席を設けました。
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この時、平成の政商と呼ばれ、後に脱税事件で実刑を受けた水谷功が、御祝儀として、石原慎太郎に、鹿児島名産の焼酎の「森伊蔵」を紙箱2個贈呈しました。
森伊蔵
日本の鹿児島県垂水市に本拠を置く酒造会社の森伊蔵酒造が製造・販売する芋焼酎のブランドである。「幻の焼酎」として知られる。「魔王」「村尾」と合わせて「3M」と呼ばれる。フランスの元大統領・ジャック・シラクは森伊蔵が大好物で、森伊蔵酒造に直筆の感謝状を送ったこともある。
トヨタ自動車社長であった張富士夫がレジオンドヌール勲章を受けた返礼として12本を持参したところ、叙勲式で「これ以上うれしいことはない。よくぞこれだけの本数をそろえていただいた。私のことをアルコール中毒と思わないでくださいね」と語って周囲を笑わせたという。
日本航空では、国内線および国際線ファーストクラスで通年提供しており、当該クラスの乗客は無料で味わうことが出来る。
なお同様のサービスを提供しているのは世界の航空会社では日本航空のみである。
市場に出回った森伊蔵は、オークションやブローカーなどを通じて転売されて1本3万円を超える値段になることもある。
銀座の高級クラブなどでは、1本15万円で出すこともある。
「贈答品」としてこれ以上のものは無いでしょう。
しかし、問題は当時の石原慎太郎都知事が受け取った2個の「紙箱」の中には、肝心の森伊蔵の容器は無く、その代わりに、ひと箱にそれぞれ「一千万円」の札束がぎっしり詰め込まれていて、合計2千万円の「賄賂」「裏金」だったのです。
「裏金作りの天才」と呼ばれた水谷建設会長の水谷功は「巨額脱税事件」で逮捕されて、実刑が確定されて収監されました。
水谷功
水谷建設
三重県桑名市に本社を置く総合建設会社。
事件
水谷建設は、NGOのレインボーブリッヂに中古重機の寄付をし、それが北朝鮮に輸送されたことが判明している。北朝鮮の砂利利権獲得が目的で、裏金が北朝鮮に渡った可能性がある。
また、帳簿上の不正操作により所得隠しを行った。福島県内の土地売却についても脱税の容疑を受けている。同じ福島県発注の木戸ダム建設をめぐる汚職事件にも関与している。
同ダムの工事を落札した前田建設工業の下請け(県から見ると孫受け)として、佐藤栄佐久福島県知事の実弟が経営する会社の土地を相場よりも高い価格で購入し、知事側に利益供与を行なったという。
関西国際空港と中部国際空港の建設工事の下請け受注の為、暴力団幹部、国会議員秘書などに裏金として支出していたことが判明。現段階では水谷建設側は否定。裏金は総額約15億円に上る。
東京地裁は、総額約11億4000万円に上る重機械土木大手「水谷建設」(三重県桑名市)の脱税事件で、法人税法違反罪に問われた同社の元会長水谷功に懲役2年(求刑懲役3年)、元役員に懲役1年6月、執行猶予3年(同懲役1年6月)の判決を言い渡した。
法人としての水谷建設は罰金2億4000万円(同罰金2億6000万円)。
この本に詳しく書いてありますが、水谷功と言う男は、ある意味凄い男です。
脱税で逮捕され、事情聴取される過程で、石原慎太郎に「裏金」2千万円を渡した事実も自白していますが、石原慎太郎自身は、金を受け取った事実を否定しています。
しかし、当時の水谷建設の幹部は、2個の箱から抜かれた森伊蔵2本分をみんなで飲んで堪能したと話しています。