古着は捨てない方がいい理由
リサ| fashion creator@birdgrassjp
不吉なこと言いますが、服の質がどんどん落ちています。
日本の技術はひと昔前の「服」には「令和」の時代には敵わない技術がある。服を大切に扱うことはこれからの時代に必要なことです。
日本で服を生産していた時代は、今より「素材や作り」がしっかりしていて長持ちするし、縫製もきれいです。一概には言えないけど少なからずみんな感じていると思う。
ファストファッションが主流となった今の日本のアパレルは「中国素材」がメイン。
「縫製」では今中国は物価が上がり「人件費」や「物価」が上昇していることから「コスト」を下げるために、中国よりもっと奥の国「カンボジア」「ミャンマー」「ベトナム」「バングラデシュ」へ縫製工場が移りつつあります。
これ裏の話ですが、みんな中国の傘下の縫製工場で(一部で日本の工場もありますが)中国が潤う産業なんです。
日本の「洋服産業」は歴史が古く「明治時代」から。長年にわたりつちかった「洋裁の技術」は「令和の今」失いかけています。衣料品の国内生産が2%を切りました。
今はパターン(服の設計)も中国へ依頼するケースが増えつつあります。それは日本の技術者が減っているから。中国人がつくるパターンを良く目にしますがぶっちゃけ技術が本当に無いです。これから向上するとも思えません。
昔の日本人が考えていた「洋裁の技術」には学びがたくさんあるので良く参考にしています。さすがに形は古いですが「何十年も前」の「日本の洋裁の技術の高さ」にびっくりする。
図解はドレスのパターン(服の設計)の考え方の一例です。色んなデザインがありますが、ドレスの基本的な考え方。このからくりが洋服の設計のベースとなっています。
昔のような時代は戻ってこないです。古着の価値が上がっているので捨てない方がいい。
私はアパレル総合商社の企業で「デザイン」と「パターン」を手掛けることが本職のファッションの技術者です。 𝕏(旧Twitter)で洋服にまつわる「パターン学」「ファッション」「デザイン」「雑学」などを日々発信しています。
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関係ない話
おおきい猫
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— Buitengebieden (@buitengebieden) September 24, 2024
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