英国解体が進む
貴族院から世襲貴族を全て排除、来年中に成立見込み
イギリスには大雑把に分けて、貴族は2種類あり、
① 世襲制、
② 一代限りで終身(功績があった人たちが受勲)
貴族院から①を排除するらしい。
大臣らは貴族院から世襲貴族を全て排除する計画を発表
政府は、四半世紀で最大の議会改革として、貴族院から残っている世襲貴族全員を追放することを提案している。(中略)
ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ憲法研究所によると、英国以外で議会に世襲制の要素を持つ国はレソトだけだ。
※https://www.theguardian.com/politics/article/2024/sep/05/ministers-introduce-plans-to-remove-all-hereditary-peers-from-lords
以上
・英国の貴族院の議員数は、約800人(庶民院は650人)。26の席は英国国教会の大司教と主教のために確保されている。
・トニー・ブレア政権時、1999年に世襲貴族全員に認められていた700年の歴史を持つ貴族院議席の権利を剥奪。この時、世襲貴族のうち92名(全員白人男性で、平均年齢は70歳弱)が、段階的に廃止することを前提に留任を許された。
・スターマー政権で、英国に残る92人の世襲貴族(親から爵位を受け継いでいる)は、上院での議席と投票権を失う。
・今後、上院には世襲貴族は存在しなくなる。儀礼的役割のため議席を維持すると思われていた元帥伯爵と侍従長も解任される。
・来年中に成立する見込み
日本でも戦後、華族制度が解体しましたが、イギリスの貴族院では、「世襲の貴族」を「一代限りの貴族」に置き換えるらしい。つまり世界経済フォーラムや移民に置き換えるということでもあると思う。
これ、日本でいえば、東大、財務省、霞が関の解体と同じ意味を持つことだよ。