青ヶ島村のものがたり
有人島として最南端の島
青ヶ島村の神
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青ヶ島村は、伊豆諸島に属す火山島である青ヶ島全体を単一の村域としており、日本で最も人口が少ない地方自治体として知られる
この島ではかつて、ミコ(巫女)とシャニン(社人)と呼ばれる宗教者がカミサマオガミ(神様拝み)という儀式を行い、治病や占いなどを引き受けていた
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ミコとなる女性はある日「ダンシン(乱心)」と呼ばれる精神異常(いわゆる巫病)をきたし、これを先輩のミコが見極めてミコケ(ミコとしての素質)があると判断すると、カミソーゼ(神奏ぜ)という入巫儀礼を受ける
ミコケのある女性を中心に、先輩のミコやシャニンがその周りで踊り、当該の女性があくびをした後、立ち上がって踊りの輪に混ざればオボシナサマ(産土様)と呼ばれる守護神が憑いたしるしとされ、正式にミコとして認められるという
(霊的存在が憑依した際にあくび等を伴うという報告は世界各地からなされており、シャーマニズムにおいては広く認められる)
そのオボシナサマはミコの行う託宣(お告げ)などに際して力を貸してくれる存在であり、ミバコ(御箱)に納めて祀られる
オボシナサマには、本土でも馴染みのある神仏の他に、村で大量殺人事件を起こして処刑された(自ら入水したとも)浅之助という人物の怨霊を鎮撫・神格化した「新神」や、島で広く信仰されている出所不明の謎の神「テンニハヤムシ」といった青ヶ島特有の神々など、多種多様である
一方、シャニンは男性宗教者であり、ミコと同様にオボシナサマを有し、カミサマオガミの際には太鼓を鳴らして祭文や経文を唱える役割を果たす
その音に合わせてミコが舞い、神懸かりとなって託宣を行うのだという
彼らは、海の平穏と豊漁を祈願する「フナ祭り」や、個人宅でオボシナサマへの祭祀を行う「フイゴ祭り」など、様々な共同体の祭祀や個人的な祭祀を執り行ってきた
ミコやシャニンは島民の相談相手でもあり、
病気や失せ物などがあれば彼らに相談し、祈願や託宣によってその解決を図ったり、精神的な安堵を求めたようだ
現在、ミコとシャニンには後継者がおらず、二役揃ってのカミサマオガミは行われていない状況にあるという
※転載以上
青ヶ島とは
全島が東京都青ヶ島村に属し、住所は全世帯で無番地である。
人口減少が続いており、2024年5月1日現在の人口は162人、世帯数は113世帯。
現在、青ヶ島村は日本の市町村の中で最も人口が少ない。
島内に青ヶ島小中学校が存在するが、高校以上の教育機関が存在しないため、進学する生徒は島を離れなければならない。
また、全人口が島の高地である外輪山側に住み、そのほぼ全員が標高100メートル以上の海を見渡す高台に居住していることから、「海上のマチュピチュ」や「東洋のマチュピチュ」などと呼ばれることがある。
「青酎(あおちゅう)」という島特産の焼酎があり、杜氏の数だけ個性がある。青酎のなかには杜氏の高齢化、後継者不在によって製造継続が不可となり、現存しないものもある。
Wikipediaより抜粋
皆様のお声
yomogimochi@yomogimochi1
青ヶ島は
青ヶ島として人が住んでいる海底火山の噴火口だと言うことだけで凄いです
びいと07@3KTTIR54emJ6Z1x
篠原ともえさんのお婆さんがこの島のミコだったそうですね。ルーツが青ヶ島かぁ神秘的です。
frog mane@mane_frog
僕はたまたま行く機会に恵まれたけど、もし行く人がいればヘリがお勧め。安くはなかった気がするけど、八丈島から何にも無い海を進んで島が見えてくる様は感動的。ヘリと船つかえば八丈島に日帰りできます。
以上
行ってみたいと思いました。
関係ない話
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