超格差時代に皇族を無理やり増やす必要はあるのか?
大英帝国
寒いイギリス。地べたで眠ると凍死してしまう。そこで登場したのがスラムの住民のためのロープベッド
写真は1900年初頭、英国のスラムでロープによりかかって寝る人々です。これは当時最底辺の宿泊施設で使われたもので、ロープベッドと呼ばれています。約1ペニーで立ったまま寝ることが出来ましたが、これでは疲れは取れないでしょう。ドラマ「フランケンシュタイン・クロニクル」にも出てきます。
以上
大英帝国最盛期のころは、世界中の富を集めて反映してたかに見えますが、子供たちも過酷な労働を強いられて炭鉱などで働かされ、それでも食べていけない帝国臣民が多くいたのです。帝国になると、格差が開き、豊かなものは無制限に豊かになりますが、国民は貧しくなります。
大日本帝国もそうだった
維新後の格差
旧華族も宮家も、敗戦前までは納税を免除されていた存在でした。維新前よりいい生活がおくれると宮家も華族も喜んでいました。家族や財閥は1回の買い物や娯楽に100円を使いますが、貧しい農家では100円のために娘さんを遊郭に売りました。製紙工場では、若い女性が一日12時間働かされいました。休暇は正月と盆の休みだけ。福祉も何もないそういう時代です。
このころの皇族は、留学、外遊などで、税金を湯水のように金を使い国費を傾ける迷惑な存在でもあったのです。日本の復興が早かった理由の一つが、こうした無駄に金のかかる特権階級の数が一気に減ったこともあると思います。
令和の格差
都知事が己の再選のために数十億を広告会社に流すための東京のマッピングと、食料の配布に列を並ぶ人たち。コントラストが地獄。
進まない復興。やる気のない貧困対策。ユリコや議員たちには他人事。
格差の開いた社会になった今、税金のかかる皇族の数が無駄に増えるとなると困りますね。
宮家一つを作るのにどのくらいの国費を使うのか。維持するのにどのくらいかかるのか、その辺もはっきり試算をしてから検討してほしい。皇族の子弟が外遊留学をすると、これも税金で負担することになります。復興もできない地域があるのに、三食食事ができない人たちが列を作る時代になったのに、無駄に皇族の数を増やす必要はないでしょう。
・宮家の定員を決めること(皇太子家以外では、2つか3つでいいと思う)。
・定数内の宮家の跡を継ぐ親王や王以外は、25歳~30歳の間に一般国民の戸籍を作り皇籍から抜けること。
・皇籍から離脱した親王や王、その男系子孫、旧宮家、皇統男系男子には親王が絶えた宮家に養子になる権利を明記する。
・跡継ぎ以外の親王や王の留学や外遊は民間人になってから。皇族でいる間は国税を使わない。
このあたりまで踏み込んで決めてほしいですね。
歴代の有識者会議の案を見ると、これ幸いと、税金をタカリに来る人たちのための案に見えてしまう。
キッシーの代になってから、だいぶ改まりましたけど抜け道を作ってますね。
最終案
① 宮家から養子案
② 皇族女性が結婚後も皇族の身分でいる案
①は数の制限を設けないと、社会に対する負担が問題視され、皇室廃止の声が上がってくるでしょう。
②は現行法だと実行が不可能だと思うんですけどね。
何度も書きますが、必要なのは、皇位継承権を持つ親王の数であって、行事に参加する皇族コンパニオンではありません。親王の数も多すぎると国民に負担がかかり迷惑ですので、きっちり宮家の定数を定めてほしい。高円宮久子さんみたいな、利権稼ぎに巧みなプロ皇族がどっと押し寄せて増えてもらっても迷惑なのです。それができないなら、何もしなくてもいい。
民間に下ったとはいえ、旧宮家は続いてるし、皇統男系男子の家系も断絶の危機にあるわけでもない。お子様もお生まれになってるようです。いつでも復帰する皇族は準備できるのです。いったん皇族になり聖域に入ってしまった人たちを、訴追したり、リストラするのはむつかしいです。内親王が降嫁に入った家に、マルサが入ることすらできないのですから。
北朝のお血筋が皇籍に復活することは歓迎したいのですが、皇族が増えすぎるリスクを抑制できる法律を通さないまま押し切るのなら、悠仁さまがご成婚されて、親王がおできになるのかならないのかを見届けたからでも、旧宮家復帰は遅くないかもしれない。
関係ない話
グーグルマップ
いいお写真ですね。