【読者の皆様へ】新刊本出版のお知らせです
昨年2020年9月16日に菅義偉国家主席が総理に就任して以来、もう早いもので4か月経過しました。
12月12日には早くも「ニコニコ動画」に生出演してみなさん、「私がガースーです」とやらかして、翌日には「支持率が大暴落」し「不支持率が支持率を上回り」ました。
そして、幾日も経たない12月14日夜に、国民には「厳しい会食自粛」を要請しながら、自分は率先して二階幹事長ら8人と「ステーキ会食」して、「世論の厳しい批判」を浴びました。
この時点で、「内閣発足以来90日」でした。
これで、「政権の生みの親の二階幹事長」が目論んでいた、2021年の年明け「通常国会召集」の数日後の「衆議院解散説」は吹き飛びました。
そして、先月1月には、「2019年参議院選挙の広島大規模買収事件」の河井案里の有罪が確定しました。
河井案里は「控訴(こうそ)」しないそうですから、これが「確定判決」となりました。
同月には、菅義偉国家主席の「腹心」で「現住所二階派で隠れ菅グループ」の吉川貴盛元農水省が東京地検特捜部に「在宅起訴」されました。
吉川元農水省の「議員辞職」と、立憲民主党の羽田雄一郎議員の「急死」、河井案里の議員辞職で、4月25日には3件の「衆参統一補欠選挙」があります。
そのうち、吉川の地盤の北海道2区は、元々吉川が「選挙に弱い」ことも併せて、当選と落選の繰り返しでした。
加えて、北海道は昔から革新の強い「赤い大地」ですから、自民党は早々と「候補者擁立」を断念して「不戦敗」を決め込みました。
故羽田議員の選挙区は参院長野選挙区ですが、実父の羽田孜が元総理で、長野で「羽田家」と言えば強力な地盤があります。
加えて、立憲民主党は実弟の羽田次郎氏の後継擁立を決定しました。
自民党も候補を擁立しましたが「世襲弔い選挙」ということで勝ち目は薄いでしょう。
河井案里の参院広島は「保守王国」ですから、自公与党結束が保たれれば、何とかなるかもしれませんが・・・・・
■またしても「吹っ飛んだ4月解散説」
吉川元農水省の起訴が無ければ、4月に令和3年度の「本予算」を成立させた直後の「4月解散説」も囁かれていましたが、
1.「3件の衆参統一補選」
2.菅義偉国家主席の長男の菅正剛の「総務省高官接待疑惑」
でもろくも吹き飛んでしまいました(爆)
■「夏解散」は「東京都議選」と重なるので連立与党の公明党が「絶対NG」です。
残る日程は
1. 9月・・・菅義偉国家主席の「自民党総裁の任期切れ」
2. 10月・・・・衆議院議員の「4年の任期切れ」
です。
9月にドタバタ、菅義偉国家主席の後任の自民党総裁を決めても「準備期間1か月」では新任の総裁にとって総選挙は「重荷」ですし、「任期切れ一杯の追い込まれ解散」は、麻生太郎が総理の時の衆院選大敗→民主党への政権交代の「悪夢の再現」となる可能性が高いです。
★「解散権を縛られた総理大臣」は「最高権力者」ではなく、「ただの木偶のぼう」です。
第一次菅義偉内閣は、昨年のクリスマスの12月24日がちょうど「100日目」で、その時に、既に「レームダック化(死に体)」
漫画「北斗の拳」のケンシロウ流に言えば「菅義偉よ、「民心」は離れた。お前は既に死んでいる!」といったところでしょうか?そういうことで新刊本のタイトルは「菅の百日天下」としました。
加えて、書籍化後、大変に評判が良くて、何度もAmazon「政党順位」で1位を獲得した、新自由主義の兵隊①高橋洋一の観察 (伏見文庫)の主役、「反日新自由主義の権化」の高橋洋一についても、新書で加筆しましたので、是非お楽しみください。
2021年2月8日
伏見顕正