第267代ローマ教皇レオ14世
サンピエトロ大聖堂のバルコニーでの最初の挨拶全文

あなたがたに平和があるように。
親愛なる兄弟姉妹の皆さん、この言葉は、復活されたキリストの最初の挨拶です。キリストは、善き羊飼いとして、神の羊の群れにいのちを捧げました。
わたしもまた、この平和の挨拶が皆さんの心に入り、皆さんの家庭や、あらゆる人に、あらゆる場所の、すべての民、すべての地に届くことを願います。皆さんに平和がありますように。
これは復活されたキリストの平和です。それは武装しない平和、静かで、謙遜な、忍耐強い平和です。それは神から来るものです。神はわたしたち皆を無条件に愛されます。
まだ、わたしたちの耳には、ローマを祝福した教皇フランシスコのか細い、しかし常に勇敢な声が響いています。あの復活祭の朝、教皇フランシスコはローマを祝福し、そして全世界に祝福をおくりました。その同じ祝福をわたしも後で皆さんにおくることをおゆるください。
神はわたしたちを愛されます。神はすべての皆さんを愛しています。そして、悪が勝利することはないでしょう。
わたしたちは皆、神の御手の中にあります。ですから、恐れずに、互いに手を取り合い、神と、またわたしたちの間で一致し、前へ進んでまいりましょう。
わたしたちはキリストの弟子です。キリストがわたしたちに先立って歩んでくださいます。世界にはキリストの光が必要です。人類は、神と神の愛に到達するための橋として、キリストを必要としています。皆さんもどうか手を貸してください。対話をもって、出会いを通して、互いに橋を架けましょう。皆が一致して、いつも平和な、ただ一つの民となりましょう。
教皇フランシスコ、ありがとうございます。
また、兄弟であるすべての枢機卿の皆さんに感謝します。枢機卿の皆さんはわたしをペトロの後継者として選んでくださいました。それは、一致した教会として皆さんと共に歩み、常に平和と正義を求め、イエス・キリストに忠実な者として働き、宣教者として恐れることなく福音を告げるためでした。
わたしは、聖アウグスティヌスの子、聖アウグスチノ修道会会員です。アウグスティヌスは言いました。「皆さんと共にわたしはキリスト者であり、皆さんのためにわたしは司教です」と。こうした意味で、わたしたちは神が準備してくださった祖国に向けて、皆で一緒に歩んでいくことができるでしょう。
ローマの教会に特別な挨拶をおくります。わたしたちは、宣教的な教会、橋を架け、対話を築き、この広場のように常に腕を広げて、わたしたちの慈愛と寄り添い、対話と愛を必要とするすべての人を受け入れる教会となれるよう、共に努力しなくてはなりません。
(ここまでイタリア語、以下はスペイン語で)
できれば、わたしの愛するペルーのチクラヨ教区のすべての人に、特別な挨拶をおくることをおゆるしください。そこでは誠実な民が彼らの司教に寄り添い、信仰を分かち合い、イエス・キリストに忠実な教会であり続けるために、非常に多くを捧げました。
(ここから再びイタリア語で)
ローマとイタリア、全世界の兄弟姉妹の皆さん、わたしたちはシノドス的な教会、歩む教会、平和を常に求める教会、特に苦しむ人々にいつも寄り添う教会でありたいと思っています。
今日はポンペイの聖母への嘆願の日です。わたしたちの母マリアは、いつもわたしたちと歩まれ、そばにおられ、その取り成しと愛をもってわたしたちを助けたいとお望みです。
ここで皆さんと一緒に祈りたいと思います。この新しい使命のために、全教会のために、世界の平和のために祈りましょう。そして、この特別な恵みをわたしたちの母マリアに願いましょう。
(アヴェ・マリアの祈りと、教皇祝福ウルビ・エト・オルビ)
https://www.vaticannews.va/ja/pope/news/2025-05/papa-leone-xiv-primo-messaggio-benedizione.html
以上
関係ない話
天下を取った人の手相

(左)手のひらに、田んぼの田みたいなマーク。『福禄紋』『田字紋』と言われるらしい。
(右)長く濃い運命線に神秘十字線が入ってる。霊能者かもしれない。

頑張っていただきたい。