中国の農村部の貧困地域に実習に行った都市部学生が教えてくれたこと
中国の農村部の貧困地域に実習に行った都市部学生が教えてくれたことには「刈り取られた後の麦畑で一日中落穂を拾っても、拳程度の小さな饅頭にしかならない。朝顔を洗うのに使った水は、夜寝る前まで使い回す。」ということだった。
安定的なインフラがある日本ではわかりにくいことだが、当時文学を専攻していた自分があまりにも無知なことを思い知らされた。近現代中文は時代が近いだけに難しいなと思った。
中国の地方創生起業の需要を日本人に説明するにおいて、この話をした。あまりにも近くて遠い。
莫言《母亲》
https://zhuanlan.zhihu.com/p/368632951?utm_id=0
このおもしろ画面を見ただけでは都市部日本人にはわかりにくい大変さがある。
動画後半で「農家の方に「自分で売るなら2時間かけて作物を背負って山を降りねばならず売り上げも少ないが、君達が一言二言言えば何千キロの胡桃が売れる。本当にすごい」と言ってもらえた」は本当にありがたさが伝わる言葉
中国四川省で故郷に帰った大学生がライブコマースで農作物を売ろうと妙なベクトルで体を張る。報じられたので実は結んだ🍇 pic.twitter.com/HarfmWeurf
— 山谷剛史 アジア中国ITライター&異国飯 (@YamayaT) March 25, 2024
引用みんな「秋田小町」に引っかかってるけど、中国には「富士苹果」とかもある。有名ブランドの名前を使って明らかな別物を売っていることもままある。中国人もわかってて買う。わかってない人もいる。
日本語が書いてあればなんか安心みたいで売れるパッケージもある(火に油
それは置いといて、中国では統一テストの点数=大学の入学条件ということがあり、政府は地方の教育・経済レベルを上げたいので、都市部戸籍の学生と地方農村戸籍の学生とでは入学必要点数が違うのだとか。そのせいで一部都市部学生の中には地方出身者をよく思わない人もいるらしい。
それでも地方出身者は、少ない稼ぎの中で都市部の大学に送り出してくれた親族や奨学金、故郷に少ない学校や病院を作るという喫緊な課題などに押し潰されそうになりながら、地域唯一の科挙及第者のように、過酷な成績争いの中でもがくしかないという状況を聞いた。
全員が全員そうではないかもしれないが、私が留学した大学は比較的貧困地域出身の奨学金受給学生が多いらしく(大学と銀行の関係もあり)、1週間に一度しかシャワーを浴びないという人も結構いると聞いた(そもそも北京では冬は毎日シャワー浴びない、乾燥で肌が死ぬ)。だからか、混雑する図書館や教室はいつもほんのりこもった匂いがしていた。
6〜8人一部屋2段ベッドの寮で暮らす学生たちにとって、図書館の自習机は早朝から争奪戦だった。人口が多い中国では、何らかの賞や奨励を受けなければ実績をアピールできない。朝から晩まで机に齧り付いて、ひたすら課題と研究に取り組む学生たち。全員がガリ勉を自負する中国一の教育系大学の話でした
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のUターン起業大学生の動画を日本人の知人に解説するにあたり、中国の農村部の暮らしの大変さを物語るエピソード、
他にも
・中国政府による駐中外国人格付けにおける加点ポイントのひとつ:農村部で働いている事
・夜になると電気止まる極寒の内モンゴル、当然お湯は出ない
などを説明した。
以上