バルニエ内閣、わずか2か月半で総辞職
1962年以来、62年ぶりに内閣不信任案が可決
マクロン「アタシは辞任はしないざます」
9月に首相に就任→2か月半で総辞職
韓国もそうですが、首脳と議会がねじれになってしまって前に進まない予算が通らない。次の政権が成立するまで暫定予算でやりくりするしかなく、当然、国民の生活にも支障が出てきます。
大統領の任命責任が問う声も上がってますが、マクロン大統領は辞任は考えていないらしい。
というか、ロスチャイルドさまの傀儡にすぎないので、自分の判断で身の振り方をどうにかできる人じゃないんでしょうね。奥の院が「辞任していい」というまで続けるのだと思う。
閣僚はマクロン政権の上書き保存が多く、個人のお友達が多い
– 外務大臣:ジャン=ノエル・バロ、マクロン氏の長年の盟友であり、前政権の欧州担当大臣
– 欧州担当大臣:ベンジャミン・ハッダッド、マクロン氏の政党の元報道官
– 教育大臣:アンヌ・ジュネテ、マクロン氏の政党の元上院議員
– 国防大臣:セバスチャン・ルコルニュ。変更なし。彼はすでに前政権で国防大臣を務めていた。
– エネルギー・気候変動大臣:アニエス・パニエ=リュナシェ。前政権で農業大臣を務めていた。
– 文化大臣:ラチダ・ダティ。前政権で文化大臣を務めていた。
– 財務経済大臣:アントワーヌ・アルマン。マクロン氏の長年の盟友であり、2022年の大統領選挙ではマクロン氏の立候補委員会を率いた。
– 産業大臣:マルク・フェラッチ、彼は文字通りマクロンの結婚式で花婿介添人でした。
– 行政大臣:ギヨーム・カスバリアン。前政権で住宅大臣を務めていた。
– 予算大臣:ローラン・サン=マルタン。マクロン氏の長年の盟友で、前政権では「ビジネス・フランス」の責任者を務めた人物。
– 観光大臣:マリーナ・フェラーリ。前政権ではデジタル問題担当大臣を務めていた。
– 政府報道官:モード・ブレジョン氏。任命される前はマクロン氏の政党の国会議員だった。
政府というよりマクロン王朝の宮廷のよう。
フランス国会がヤバい、長期金利もヤバい
JPPress 政権が崩壊したフランスの政情不安をどう見るか、戒厳令で混乱する韓国、トランプの米国など世界各国でカオスの連鎖
【土田陽介のユーラシアモニター】
急騰するフランスの長期金利、対ドイツ債スプレッドでギリシャ国債に劣後
戒厳令の発令で混乱する韓国を尻目に、内閣不信任案が可決されたフランスでは、バルニエ内閣が崩壊した。総選挙という賭けに出たマクロン大統領の思惑は裏目に出た格好だ。政情不安を受けてフランスの長期金利は急騰しているが、右派、中道、左派が三つ巴になったフランス政治はどうなるのか。(土田 陽介:三菱UFJリサーチ&コンサルティング・副主任研究員)
ざっくり抜き出すと
① 国会がねじれて先に進まない
欧州議会選の結果、「極右」と危惧される「国民連合」が躍進
→焦ったマクロンが、一か八かで国民議会を解散
→7月総選挙でマクロンの党(中道政党)が惨敗
→議会は右派、中道、左派の三つ巴。どの党も過半数を取れないカオス状態に
→「このままだと、極右のルペンに政権を渡していまう」「そや、左派連合と連立や」
→なんとか政権を維持。さて首相を選ばなくてはならない。
→左派連合「うちの党から首相をだして。協力したやろ」
→マクロン「バルニエはんを首相にしよ。バルニエはんは、極右とも話ができる人やから丁度ええ」
→左派連合「裏切りやがった(怒り絶頂)。おのれマクロン、今にみよ」
→左派連合「内閣不信任案提出」
→可決されて、内閣総辞職。
→国民さんにも嫌われ、どっちの野党からも嫌われてしまい、マクロンひとりぼっち
→マクロン「アタシは、辞任はしないざます」←いまここ
② フランスの長期金利の信頼性が、ギリシア並みになってきてるらしい。
ヨーロッパで最も信用力が高いドイツの10年国債流通利回りとフランスの10年国債流通利回りの格差(スプレッド)は、12月の第一週に入って0.8%ポイント台後半まで拡大し、ギリシャとドイツのスプレッドを超えた
9/25 日本の投資家が92億ドル相当フランス国債を売却
日本はフランス国債の処分を開始。ブルームバーグが報じたところによると、7月だけで日本の投資家は1兆3200億円、つまり92億ドル相当のフランス国債を売却しました。
以上
任期途中での辞任する場合、ドゴール以来55年ぶり
任期途中での辞任となると(1958年に発足した第五共和制では)、シャルル・ド・ゴール元大統領以来だそうな。
ドゴールさん
再選したド・ゴールは、1969年4月に辞任
世界的な学生運動の高まりと共に1968年5月に五月革命が発生。1969年同年3月に金価格が高騰して24時間のゼネストが巻き起こり、4月にド・ゴールは辞任した。
韓国大統領の戒厳令発令は45年ぶり
おさらい
戒厳令を阻止するために国会に集まった韓国野党議員を英雄視する投稿が目立ちますが、「共に民主党」のエグさには触れないのが不思議。
あの人らは極左版・立花孝志。制度のバグをつきハッキングして麻痺させ、韓国をデフォルトさせようとしてる親北朝鮮派の集団なんですけど、そこにはなぜか触れない。
スキャンダルといっても、大統領を刺せるようなものではなく、夫人がハイブランドのバッグをもらったくらい。直接政治に影響を与えたわけではない。
野党「ともに民主党」とは
ユン政権後、22件の政府官僚の弾劾、6月以後に10人目の弾劾、世界でも韓国でも前代未聞。
さらには数の力で予算案も弾劾。
判事を恐喝、多数の検事を弾劾して司法がマヒ、
行政安全部長官、放送通信委員長、監査院長、国防長官を弾劾して行政がマヒ、治安もマヒ、
制度のバグをついてハッキング。やることが立花孝志そっくり。
竹中平蔵も真っ青な野党の「身を切る改革」を数の力で強行
必要な予算(災害対策予備費、子供の支援手当て、青年雇用手当ほか)を全額削減
麻薬犯罪の対策予算も全額削除した結果、麻薬がはびこり民生治安の恐慌状態。
軍初級幹部の給料の引き上げ、処遇改善費さえも制限。
こんな国、他にない
ユン大統領
「自由民主主義の基盤となるべき国会が、自由民主主義体制を崩壊させる怪物になった」
「大韓民国は崩壊してもおかしくないほどの風前の灯」
ようは、韓国国会議員議席300中、190が立花孝志がいる状態。
予算も通らず、政府がマヒ。
支持率が下がるのは当たり前。
拒否権発動しか手がないのだけど、予算案に対しては大統領の拒否権は及ばない。
どうしようもないから戒厳令となったらしい。
ある意味、マクロン大統領とユン大統領はよく似た立場にありますね。
チャイナさんは巨大バブルがはじけてしまい、鄧小平の改革開放のころにもどりました。
「経済協力してほしいアル」
「1年に一回、中国の財界人を訪日させるアル」
各国が、第二次大戦戦後にタイムリープした感がありますね。
日本「今後も『共通の価値と原則を共有する特別なパートナー』フランスと連携を続けていく(=今更、G7から足抜けできんやろ)」
林官房長官「今後の行方を注視」
林官房長官は午前の記者会見で「今後の行方を注視している。いずれにしても日本とフランスは共通の価値と原則を共有する特別なパートナーであり、地域情勢や国際的課題について緊密に協力してきている。フランスとの協力、連携を続けていく」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241205/k10014659011000.html
以上
「共通の価値と原則を共有する特別なパートナー・・・」
・・・・旧西側を語るときの枕詞になってきていますが、本当に共通する価値感を持ってるのだろうかと思うことはしばしある。
そして来年1月、「だれとも、共通の価値と原則を共有しない」史上最大級のジャイアンが覇権国家大統領に就任します。
波乱の予感しかしない。
関係ない話
掛川城の近くの顔ハメ、お城をバックに除くとマグリットの絵みたいになる
ほんとだ。