「CIFUS報告義務」の罠
読売新聞オンライン 日本製鉄のUSスチール完全子会社化、
トランプ政権が承認へ…米政府と「国家安全保障協定」締結 :
https://yomiuri.co.jp/economy/20250530-OYT1T50200/
以上
10年後、ロシアのように資産凍結されるリスク

【混迷とハイリスクのUSS買収問題】
共同通信と読売で報道内容が違う。
私は共同通信を重視しているが読売はCIA直系メディア(正力松太郎)なので要注意
【黄金株説と国家安全保障協定説のどちらなのか?】
黄金株説は共同通信。
読売報道だと黄金株ではないので日鉄の100%子会社になるが一民間企業の日鉄と米政府との「条約締結」っていったいなんなんだよ。「条約」って言うのは国家間で結ぶもんなんだよ。馬鹿じゃないの。
トランプは未だ決めていない。
【黄金株の方が未だリスクは限定できる】
理論上1株アメリカ政府に与えれば良いだけだし経営裁量権が完全に侵害されることは無いと思う。
私は弁護士ではないので教科書程度の知識しかないが日本でも黄金株は認められているが「株主平等の原則(会社法会社法109条1項)」があるから使いづらいと思う。
【噴飯ものの国家安全保障協定】
①米当局の許可なく生産能力を一定期間削減しない
②生産拠点の国外移転の禁止
③日鉄のCIFIUS(対米外国投資委員会)への定期的な報告。
①は世界同時強行になって鉄鋼の需要が激減したら高炉の稼働率は下げるしかない(笑)
②はUSSの雇用の維持のために理解はできる。
【日本を同盟国として信用できないならそちらから日米安保を破棄通告せよ】
CIFIUSで再審査した結果安全保障上問題無しとして買収許可をトランプに再勧告している。
定期的な対CIFIUS報告義務は日鉄に巨額投資4兆円(買収資金2兆円+設備投資2兆円)させ世界最新鋭の技術だけ奪って国有化する企みだ
【アメリカに「日の丸半導体」を潰された時の嫌な記憶】
日米半導体交渉では日本の半導体産業を潰す為に各社の半導体の製造原価を定期的に報告させた「ダンピングさせない為」と言う理由だったが製造原価は「究極の企業秘密」なので日本の半導体製造技術を盗んでクリントンは韓国のサムスンや台湾に渡した。
【日鉄のCIFUS報告義務の狙い】
いつでも「安全保障上問題がある」と恣意的判断や言いがかりをつけて日鉄が保有するUSS株式を全株「国有化」して没収することができる。巨額投資と世界最新鋭の技術を強奪可能だ。
買収後に日鉄の重役の甥の妻が日本に帰化した元中国人留学生ならアメリカはスパイ認定するだろう
【トランプのピッツバーク集会の驚き】
トランプのスピーチに耳を傾けていたら驚愕した。
トランプはUSSの労働者に「日鉄との提携契約は10年間だ」と明言していた。

【日鉄はロシアの様にアメリカは十八番の「在米資産凍結」に合う】
要するに日鉄に4兆円の巨額投資をさせ19世紀の様に老朽化した8基の高炉を最新鋭に建て替えさせ日鉄の高度な技術をUSSの労働者が習得したら
頃合いを見てCIFUSに「安全保障違反」の審査をさせ即刻USSの株式を全て没収するだろう。2023年に合意した契約でも8基の高炉を全て最新鋭に更新するのが今からだと早くとも2030年で5年かかる。
トランプに要求されたプラス2兆円の新規高炉は日鉄の国内高炉を上回る最新鋭設備だから完成してアメリカ人労働者全員が操作に熟練するの早くとも10年、2035年頃になる。
用済みになった日鉄は巨額の資金と世界最高の製鉄技術を奪われた挙句、アメリカから関税で排除され逆に技術と生産力、品質が増強されたUSSの鉄鋼を輸入せよと日本政府は脅されるだろう
トランプが鉄鋼関税を25%から50%に倍増させた狙い
50%関税は6月4日から効力を発する。
また日鉄のUSS買収をトランプが判断する期限は翌日の6月5日。
トランプの要求を呑まないと日鉄の鉄鋼品は輸入禁止にすると「ヤクザ顔負け」の恐喝をしているのだ。
トランプは集会で「50%の壁は誰も乗り越えられない」と言っている
転載以上
管理人もそう思います。
USスチールの社員さんたちには悪気はなくても、アメリカもトランプも信用できない。
日鉄は、撤退したほうがいいと思う。