サウジアラビア
①からの続きです
おさらいとして・・・・サウジアラビアはサウジ家のアラビア、もしくは、サウジ朝アラビアと言う意味になると思うのですが、今のサウジ王朝は第三次王朝で、第二次サウジ王朝では、オスマントルコと戦い敗れて逃亡しいったん消滅してますね。その後、20世紀の初頭、イブン・サウードさんという英雄が盛り返し第三次王朝となり、今に至ります。
オスマントルコは、1922年11月にスルタン制が廃止されてオスマン帝国が滅亡し23年トルコ共和国が成立しました。サウジ朝アラビアは、かつてのオスマン朝トルコの後継と理解したらいいのかな。
イスラムの最大派のスンニ派 ワッハーブ派
サウジアラビアは、イスラムの最大派のスンニ派に属してますね。ワッハーブ派という厳しい戒律の宗派だそうな。婚前性交は死刑、不倫は死刑、駆け落ちは死刑、棄教は死刑、とか、戒律がシンプルで厳しい事という噂でした。今はだいぶ緩んだと思いますが。
サウジアラビア、サウジ家のアラビアと言う意味だそうですが、聖地を二か所抑えてますので、日本の天皇家や、英国国教の首長も兼ねているイギリス王室の様に、宗教的権威を持っているのかな。
そのせいか、妙に運がいいんですよね。日本の天皇家と同じく、よからぬ人間が自滅していくという点が顕著なんですね。王家に祭祀王みたいな要素が加わった場合、次元が変わるのかもしれない。
サウジアラビアのムハンマド皇太子さんってこんなかた
パーキンソン病の国王に替わって国の実験を握っておられます。イケイケだと評判の皇太子さんですが・・・・・
日本のカルチャー好き
ジャパンエキスポを開催したり、エキスポでは、高橋洋一さんのサインも展示されていたらしい。任天堂などのゲーム会社の大株主になったり、日本のゲーム会社を買収したり・・・・ご本人の趣味もあるのでしょうが、脱炭素の柱の一つみたいですね。
ナショナリスト派
留学経験がないらしい。これは大きいですね。安倍ちゃんが来訪したとき、招いたのは、伝統的なテントでした。自国の文化で勝負するタイプだと思われ。
2018年3月、暗殺未遂があったかもしれない
公の前に姿を見せないサウジ皇太子に関する様々な憶測が飛び交う
ファールス通信によりますと、先月21日夜、リヤドにあるサウジアラビアの王宮近辺で発生した銃撃事件以来、ムハンマド皇太子が公の場に姿を見せなくなっています。この銃撃事件以来一部のメディアは、サウジアラビアの王子たちの一部がクーデターを起こし、ムハンマド皇太子の暗殺を計画している可能性があると報じました。
結局、2か月間、公式の場に出てこなかったそうです。
お怪我をされたのかもしれませんね。
2020年3月 気軽に、抱き付き心中ができる御性格
ロイターより
2020年3月6日、OPECプラスの会合で追加減産を拒否したロシアと対立したサウジアラビアのエネルギー相であるアブドゥルアズィーズ王子は「今日という日を後悔するだろう」と述べて増産を表明して1991年の湾岸戦争以来最大の原油価格の暴落を引き起こし、「石油価格戦争」「原油価格戦争」と呼ばれる様相を呈した。
アメリカのインターナショナル・オイル・デーリー紙などはアブドルアジズ・エネルギー相に「もっと強烈な減産強化策を出せ。ロシアが反対したら、こちらの減産も打ち止めにする」と指示したムハンマド・ビン・サルマン王太子の意向と報じられたが、翌4月に新型コロナウイルス感染症の流行による原油市場の低迷の影響もあってOPECプラスは減産で合意した。
言うことを聞かないロシアに対する制裁として、原油を生産しまくり価格を暴落させたという話。もちろんサウジ側にも損失がでました。気軽に抱き付き心中ができる御仁というか、王家のようです。怒らせてはいけません。
気さくだけど、キレやすい
ウォールストリートジャーナル
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(36)は昨年9月、リラックスしたムードを醸し出そうと海辺の宮殿で短パン姿になり、ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)との初会談に臨んだ。
だが結局、2018年に起きたサウジ人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の殺害事件を持ち出されたため、ムハンマド皇太子はサリバン氏を怒鳴りつけて終わった。皇太子はこの問題を二度と議論したくないとサリバン氏に告げたと、両氏のやり取りを知る複数の関係者は明かす。さらに、米国が原油増産を要請したことについては無かったことにするとサリバン氏に伝えたという。
https://jp.wsj.com/articles/how-u-s-saudi-relations-reached-the-breaking-point-11650600590
2022年3月 気さくだけど、甘くはない
2022年3月17日 岸田首相 サウジ皇太子と電話会談 原油増産などで「突っ込んだ議論」両国担当相で増産の可能性協議へ
岸田総理は、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談を行い、原油の増産などについて協議しました。 岸田首相 「ウクライナ情勢への対応での連携を確認するとともに、原油価格高騰対策についても突っ込んだ議論を行いました」
※https://www.youtube.com/watch?v=OKPe3Xq2GMs
コメント
この会談後にさらに原油価格が暴騰している!岸田はいったい何を話したのか?ニタついていただけだろ!
批判は許さない 母妃を軟禁中
母妃「うちの子(ムハンマド皇太子)、国王に向いてないと思う」→軟禁
https://parstoday.com/ja/news/middle_east-i46425
母上を、軟禁してるらしい。自分の許可なしでは誰にも会わせないそうな。認知症の王様に廃太子の勅令を書かされたら、確かに嫌ですよね。話はそれますが、皇太子さんの同父母兄弟さんたちを拝するに、母上は、ジェニファー・コネリー系の美人さんだと思う。
アメリカを刺せる切り札を持ってる
アメリカは、中国の息の根を止める切り札を持っています。香港ドルとドルの兌換を停止すれば、チャイナの息の根が止まります。しかしそれをすると、恐慌になるでしょう。さすがにトランプさんはその切り札は使いませんでした。
伏見氏の新著のあとがきにかかれてますが、サウジアラビアは、アメリカの息の根を止める切り札をお持ちです。これを使うとアメリカは覇権国家でなくなります。これを使うかどうかはわかりません。皇太子の胸三寸です。
中東の首脳さんたちは現役の戦国大名
いつ革命を起こされるかわからないうえに、常戦地帯といっていいエリアの中東やアフリカの首脳さんたちは、現役の戦国大名と言っていいと思う。
哺乳類もおかれた環境によって進化の形が変わりますが、うちらの国の「存在してるだけでOK、万年平和な国の祭祀王」の天皇家と比べると、同じロイヤルでもクマとウサギ程の違いがあります。
迫力が違いますよね。特にサウジ家は、初代さんが2メートルをこえる偉丈夫だったこともあり、その御子さんやお孫さんの王族さんたちは長身の人が多いうえににBMIが高そうなので、そのまま両国国技館へお成りいただき、相撲取りと取り組みを取ってもらっても、それなりの成績が残せると思う。