日テレ 悠仁様ご成年会見 全文
悠仁さま「皇室の一員としての役割をしっかりと果たしていきたい」
2025年3月4日 0:16
去年9月に18歳の成年を迎えた秋篠宮家の長男・悠仁さまは、3日午後2時から赤坂東邸にて、成年にあたっての記者会見に臨まれました。初めての記者会見で悠仁さまは、手元にメモなども置かず、記者たちの顔をしっかり見ながらおよそ30分間質問に答えられました。動画で収録されなかった問4以降も含め、会見の全文を紹介します。
(表記は宮内庁のまま)
問1:成年を迎えられたお気持ち、今後、成年皇族として公的な活動にどのように臨まれたいか、抱負をお聞かせください。皇位継承順位第二位である悠仁さまは、象徴天皇の存在、皇室の在り方はどうあるべきとお考えでしょうか。天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻、ご両親から学ばれていることもあわせてご紹介ください。
悠仁さま:はい。まず御質問へのお答えに先立ちまして、現在、岩手県などで発生している山林火災により被害が生じていることを案じております。これらの火災によって、被害を受けられた方々に心からお見舞い申し上げます。また、この火災が1日でも早く収まることを願っております。
では、御質問へお答えいたします。
昨年9月6日に18歳の誕生日を迎え、成年になりました。これまで成長を見守ってくださった方々や、折々に支えてくださった方々に深く感謝申し上げます。18歳になって半年がたとうとしていますが、率直に申しますと、これまで高校生活の中で成年を意識する機会は多くはありませんでした。これから様々なことを経験していくうちに、徐々に実感していくのだと思います。
公的な活動についてですが、大学在学中は学業を優先させていただきながらにはなりますが、少しずつ携わっていくことになると思います。周りの方々から御助言を頂きながら、一つ一つに丁寧に取り組み、成年皇族としての自覚を持ち、皇室の一員としての役割をしっかりと果たしていきたいと思っております。
これまで、天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下が、公的なお務めにお心を込めて取り組まれているお姿を拝見し、また、お話を伺う機会もあり、大切なことを学ばせていただいてまいりました。
また、両親や姉からも、実際に行事に出席した方や、訪問先でお会いした方々のお話を聞き、また、その土地の文化や風土についての話も聞き、ときには両親に同行することによって、活動の在り方を間近に見ることによって、学んできました。
象徴天皇の存在につきましては、上皇陛下がお考えになってこられ、天皇陛下が先日の記者会見でおっしゃっていましたように、常に国民を思い、国民に寄り添う姿なのではないかと思います。
また、皇室の在り方につきましても、天皇陛下のお考えのもと、人々の暮らしや社会の状況に目を向け続けていくことが重要であると思います。そして、出会いを大切にして、人々の幸せを願い、気持ちに寄り添い続けることが重要であると思います。
問2:悠仁さま自身についてお尋ねします。ご自身の性格、長所・短所について具体的なエピソードを交えてお聞かせください。日々の生活で興味のあることや趣味、国内外の関心のある出来事もお教えください。皇族としての立場をどのように受け止め、お考えになっていらっしゃいますか。
悠仁さま:はい。まず性格についてですが、自分自身の性格というものはなかなか分かりにくいものではありますが、様々な場面で緊張してしまうところがあるように思います。こうして皆様とお話をしていましても、緊張しております。
続いて、長所、短所についてですが、長所は興味のあることを徹底して追求することができるところだと思います。言い換えると心惹(ひ)かれるものに対して、没頭できるということです。例えば、夏の休日に、お昼過ぎから、林の中や池の周りでトンボを観察していますと、気が付いたら日が暮れてしまっていたということもよくありました。ただこれは、見方を変えてみますと、短所と捉えることもできます。それはときとしてこだわりを持ち過ぎてしまうということです。場合に応じて、柔軟に対応できるようにしていきたいと考えております。
続けて、興味についてですが、幼少の頃から昆虫には興味を持っておりましたが、最近は植物にも関心を持っています。昆虫と植物を観察していますと、虫が食べる草である食草や、生息環境、受粉などの観点で多く関連があると思います。
また、趣味についてですが、趣味は以前から行っている野菜栽培や米づくりです。トマトが虫にかじられてしまうことや、お米がスズメに食べられてしまうこともありますが、野菜やお米を収穫でき、それをおいしく家族で食べることができたときはうれしく感じます。
続けて、国内外の出来事についてですが、地球上に暮らす人々にとって大きな課題の一つである気候変動を挙げることができると思います。近年の異常気象もそれによるものと考えられ、国内外に多くの自然災害をもたらし、大雨や酷暑、林野火災や大雪などによる被害も出ています。人々の暮らしに影響を与えていることを案じております。
また、日本国内で見てみますと、今年は阪神・淡路大震災から30年となり、これまでも東日本大震災やそして熊本地震などの大きな地震による災害も起きてきました。昨年1月の1日には能登半島で地震が発生し、その復旧に向けて取り組みがなされているさなかの、9月の豪雨では、再び大きな被害が出ました。多くの方々が亡くなられ、被災されたことに心を痛めております。
私自身、報道で見たり、家族と話したりしたほか、ボーイスカウトの方々から、能登半島の状況、支援、防災教育についてのお話を伺うこともできました。
そして自然災害の厳しさや、防災・減災の意識を持って過ごすことの重要性を感じました。このような中、社会全体が目を向け、しっかりと考え、人々が助け合い、支え合うことが大切であると思います。これからも国内外の様々な出来事に対して理解を深め、関心を持っていきたいと思っております。
最後に、皇族としての立場の受け止めや考えについてですが、頂いたお仕事の一つ一つに心を込めて丁寧に取り組むことが大切であると考えています。また、お役に立てるよう努めてまいりたいと思います。
問3:将来についてお尋ねします。ご両親は悠仁さまに将来留学することをお勧めしていると話されましたが、海外留学についてはどうお考えでしょうか。ご自身の結婚についてのお考えと理想とする時期やお相手像についてもお聞かせ下さい。
悠仁さま:はい。まず海外留学についてですが、海外に行くことによって、今までとは異なる経験をすることができたり、様々な国や地域から集まった人々やいろいろな文化に出会えたりすることができると思います。
また、学問の面でも、新たな学びの視点を得ることができると思います。以前に父や姉も留学をしていたことがありましたし、母も海外で生活していた時期がありました。家族の意見もよく聞いて検討してみようと思います。
続けて、結婚についてですが、理想の時期や相手についてまだ深く考えたことはありません。
問4:来月、筑波大学に進学されます。高校までの学生生活で印象に残っている出来事や友人との思い出をご紹介ください。筑波大学の生命環境学群生物学類を志望した理由と大学で学びたい分野や希望する生活スタイルについてもお聞かせください。幼い頃から続けられてきたトンボの研究の魅力についても併せてご紹介ください。
悠仁さま:はい。まず幼稚園から中学校までの12年間は、お茶の水女子大学の附属学校園に通いました。12年間、同じキャンパスで、学び、遊んで過ごした日々を懐かしく思っております。東京の区内に位置しながら緑が多い学校でして、幼稚園の時にはヘビを捕まえて先生に渡そうとしたら、驚かれてしまったということもありました。また、小学校の時には校庭でハンドベースボールをしたり、中学校では休み時間にテニスをしたりしたことも良い思い出です。
続けて、筑波大学附属高校での3年間を振り返りますと、授業や課外活動などの折に同級生などと交流をすることができました。特に印象に残っているのは、桐陰祭と呼ばれる文化祭です。
桐陰祭では、クラス、委員会、部活動、有志による発表など様々な催しがあります。昨年は、クラスで一緒にピザ窯を作り、ピザを焼きました。普段とは異なる学校の雰囲気を楽しむことができました。
また、高校2年生の時には、修学旅行で沖縄を訪れ、歴史や平和について考える機会となりました。また、沖縄で過ごすことで、沖縄の文化や風土について感じることもできました。離島に行った際にはホームステイも経験しました。洞窟や海岸を案内してくださったり、海の幸を豊富に使ったバーベキューを振る舞ってくださったりしたことは忘れられない思い出です。
筑波大学生命環境学群生物学類を志望した理由についてですが、興味を深く探究したいと考え、様々な大学を調べていく中で、生物について学べる環境が自身に適していると考えたため志望しました。また、実験が豊富にあり、実習場も備えているため、生物に直接触れて学ぶことができるところが魅力であると感じました。
筑波大学につきましても、一つのキャンパスの中にいわゆる学部・学科に相当する学群・学類が多く集まっており、学んでいる分野以外の人とも交流をすることができることが良いことだと思っています。
大学に入学しましたら、以前から興味を持っていました昆虫、とりわけトンボも含めて、幅広く学んでいきたいと思っております。また、現在の市街地におけるトンボの減少といった状況も受け、保全や保護のような観点にも興味を持っています。
大学の生活スタイルについてですが、高校までとはかなり異なるものになると思います。現時点で既に過ごし方が定まっているわけではありませんが、学問をしっかりと修め、課外活動にも取り組めたら、と思っております。
最後に、トンボの研究の魅力についてですが、まず、トンボは、体の色や姿の美しさ、多種多様な環境に生息し、環境指標にもなること、そしてトンボの翅(はね)をプロペラに応用できるように、バイオミミクリーという分野に活用できることなどの魅力があると思います。トンボは身近な昆虫でありながら、まだ解明されていない部分もあり、新たな知見を得ることができたり、トンボの分野から、それ以外の分野につなげることができたりするところも、魅力であると考えています。
問5:ご家族についてお聞きします。ご両親、姉の小室眞子さん、佳子さまはそれぞれどのような性格で、悠仁さまにとってどのような存在でしょうか。成年にあたって、ご家族からかけられた言葉やふだん話されている会話についてもご紹介ください。
悠仁さま:はい。まず家族の存在についてですが、家族は一人一人が、大切な存在であると考えています。
続いて、家族の性格についてですが、性格を一言で表すのは難しいので、幾つかエピソードを御紹介しようと思います。
まず父は、植物に気を掛けたり、ほこりがたまっているところの掃除をこまめにしたりと几(き)帳面でまめな一面があると思います。ときには、卵料理を作ってくれることもあり、そのかたさにこだわるなど、そのような一面をかいま見ます。気難しい一面がある一方で、ときには、家族で話しているときに冗談を言って楽しませてくれることもあります。
母は、休日に室内で刺繍(しゅう)やキルト作りをしていることもあれば、庭の果実を使ってシロップやジャムを作っていることもあります。ときには、高校の花壇を整備するグリーンボランティアに参加して緑に触れる機会を楽しむなどアクティブな一面もあると思います。
姉たちは年が離れていますので、両親が国内や海外に出掛けているときに一緒に遊んでくれたり、本を読んでくれたりして、世話をしてくれることがありました。御料牧場に家族で行った時には、イチゴを収穫して一緒にパフェを作ったことも忘れられない思い出です。
成年に当たって家族から掛けられた言葉についてですが、特にはなかったように思いますが、これまでも一つ一つの頂いたお仕事に心を込めて丁寧に取り組むことを大切にするように、と言われることがありました。
最後に、普段話していることについてですが、日々の天気や食事、出来事や旅行など、様々なことです。
関連質問 問1:今年は先の大戦から80年の節目です。戦後生まれの人が大半を占める今の時代に悠仁さまは戦争の歴史とどう向き合われてきたでしょうか。今年1年をどう過ごされるかなど、成年皇族としての務めはどのようにお考えでしょうか。後もう1点、上皇上皇后両陛下や御両親の秋篠宮御夫妻から聞いた話、戦争関連のエピソードなどがありましたら御紹介ください。よろしくお願いします。
悠仁さま:はい。まず私は幼少の頃から戦争に関する資料館を訪れたり、沖縄、長崎、広島といった地を訪問したりする機会がありました。その中で戦争について、詳しく学んだり戦争を経験された方の話を伺ったりする中で、戦争によって多くの方々が命を失い、またつらく苦しい思いをされたことは言葉で言い表すことができないほど痛ましいものであると考えました。
また、先月、舞鶴引揚記念館を訪れた際にも、引き揚げのお出迎えの経験者の方や学生語り部の方からお話を伺う機会がありました。その中で当時の人々の思い、そして当時の状況をしっかりと深く受け止め次の世代に語り継いでいくことの重要性を感じました。
その上で一人一人がお互いの立場を理解し合い、学びを深めて平和の実現に向けて努めていくことが大切であると思いました。これからも平和について実際に書籍を読んだり、その場所を訪れたりすることを通して考えていきたいと思っております。あとは、、、
記者:上皇上皇后両陛下から戦争のお話を伺ったりだとか、その関連するエピソードがありましたら御紹介ください。
悠仁さま:はい。上皇上皇后両陛下にお会いした際に戦争についてのお話を伺う機会はございました。詳細についてお話は控えさせていただきたいと思います。
関連質問 問2:先ほどの5問目のお答えの中で、秋篠宮様が卵料理を作ってくださってかたさにこだわりをお見せになったとお話がありましたが、それがどのようなお料理だったかという点と、こだわりというのは先ほど悠仁様御自分の性格でもおっしゃっていましたので、似ているところがあるとお感じになっているのか、あとこれは成年の御会見で、これまでお姉様達の会見でも秋篠宮様の導火線の長さというのが度々話題になってきましたけれども、今悠仁様から御覧になって殿下の導火線の長さはどのくらいか、そして、悠仁様御自身の導火線の長さですとか、あと空間認識についても殿下がお誕生日の会見でおっしゃっていたんですけれども、悠仁様の空間認識はどのような感じかと捉えていらっしゃるかお聞かせいただけたらと思います。盛りだくさんですみません。
悠仁さま:まず、卵料理についてですけれども、スクランブルエッグを作っていました。かたさもふわふわにできるようにというところで、こだわりを見せていたように感じます。そうですね、私もときにはやはりこだわりを持つこともありますし。ほかは何でしたでしょうか。
記者:殿下もこだわりがあるとおっしゃっていたので、似ていらっしゃるなと感じていらっしゃるかどうか。
悠仁さま:似ているか、そうですね。ときには似ていることもあると思います。それから、、、
記者:導火線の長さと空間認識。
悠仁さま:はい。ときには、やはり導火線の長さが短くなってしまうことがあるといいますか、かっとなってしまう部分もあるようには思います。空間認識についてですが、普段も地図を見たりすることもありますので、父よりはあるのではないかというふうに思います。それから、、、
記者:導火線の長さは。今、秋篠宮様の導火線の長さは今どう感じてらっしゃいますか。
悠仁さま:そうですね。以前よりは、幾分か丸くなったといいますか、と思います。
記者:ありがとうございます。
悠仁さま:ありがとうございます。
関連質問 問3:お年頃らしい質問を柔らかいのを聞きたいなと思って。好きな女優やアイドル、音楽などありますか。
悠仁さま:そうですね。具体的に申し上げにくいんですけれども。
記者:以前、お父様にお聞きしました。
悠仁さま:そうですね。具体的にどれという、どの曲だったり、どの方というわけはないですけれども、広く音楽を聴いたりすることもございます。
記者:ジャンルか何かは。お好きなのはあったりするんですか。
悠仁さま:そうですね。本当にジャンルというよりも、広くという形ですね。
以上
投稿が3月4日 0:16、最終更新日が2025年3月4日 0:16
やっと出てきましたね。文字起こしって、そんなに時間がかかるんかな。
会見動画を見て思ったのは、母方祖父の川嶋教授に似てるんだけど、明治天皇にも似てるらっしゃるのかなと思ったりする。
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とりあえず男系を維持していただき、旧宮家が皇族に復帰できるようにしておけば、仮に悠仁さまが大室の血筋でも自然に正しいお血筋に戻ると思う。
愛子天皇はダメ。
絶対ダメ。