クリエイターの現場
税務署との闘い
生原稿を販売できない理由
ボツ原稿や落書きは売れますが、生原稿は売れません。何故なら生原稿を一枚売って高値が付いたりすると、税務署に目をつけられてウチにある原稿全部にその値段で固定資産税をかけられるからです。だから、生原稿は売れません。
固定資産税は僕が類推したもので、種類は間違いかもしれません。ですが、実際に漫画家先生にオークションで一枚売って高額になった別の先生が所有してる原稿全部に高額な税金をかけられたから困っているという話しをお聞きしました。本当のことです。
文化勲章も取った日本画家・奥村土牛の子供たちが莫大な相続税に悩まされ、貴重な素描類を庭先で燃やしてしまった話があって、『相続税が払えない』という本になってる。
なんか反響がすごいので本のリンクを貼っておきます。
相続税が払えない: 父・奥村土牛の素描を燃やしたわけ
厚かましい人たちとの闘い
「廃業した漆芸工房の作品を無償で引き取らせてください」という問い合わせが何件か来ていて、これからも増えそうなので、ここで言わせていただきます。
“無償で”提供することは当然難しいです。
廃業してしまったとはいえ、ひとつひとつの作品には材料費、人件費、在庫管理費がかかっています。
僕が管理しているものはしっかり値段をつけさせていただきますので、値段を見て購入するかどうかご判断ください。
輪島のみなさんも気をつけてください。
文化を安売りしないでください。
以上
関係ない話
3月31日、神戸動物園のパンダが亡くなった。
4月1日に公表した為、エイプリールフールネタかと誤解した人も多く、真偽を確かめるために動物園のHPにアクセスが殺到し、503エラー(アクセス超過で閲覧不能)の状態に。
お悔やみを申し上げます。
ありがとう。タンタン。